
MIAMI BEACH HOTEL / マイアミ ビーチ ホテル

50年代マイアミのビーチサイドに僅か数年ばかり存在したという《MIAMI BEACH HOTEL》酒と葉巻をこよなく愛し、自らもハバナ葉巻の輸入業を行っていたサーファーJonathan Carlisle《ジョナサン・カーライル》が建てた小さなホテルです。リゾートとしての産業が生まれ始めたこの時代、煌びやかで豪華な装飾で飾られた建物は、とても小さな規模ながらも異彩を放ち、顧客にはハリウッドスターから政治家、さらにはマフィアまで名をつなれていたといいます。また「あのホテルの蛇口からは、スコッチが出る」「シャンパンを開ける音が鳴り止まず銃声と間違い警察が出動した」などと実しやかに噂されるほど、酒好きたちに愛されたホテルでもあった。しかしながら60年代に入り理由も明かされるまま廃業し、翌年には取り壊しされたしまう運命に。キューバ危機による本業への影響や、大物政治家の思惑によるものだなど、たくさんのディフレックションが流れたが真実は不明。当ブランドのデザイナーは、オーナー・ジョナサンの四男リチャードによるディレクション。子供ながらに見てはいけないものをたくさん見て育ち、遊び場は厨房で、甘めのシャンパンがミルクのかわりだったという。伝説のホテル《MIAMI BEACH HOTEL》をオマージュした、シンプルでありながらウィットの効いたリゾートウェアを展開しております。